さて、このホームページをお読みの方にショッキングな質問をします。
あなたは、つぶれた飲食店を見たことがありますか?
私は何度もあります。
仕事柄、飲食店をよく見ていることもありますが、それだけではありません。
私がまだ飲食のコンサルタントとして駆け出しだった頃、ご支援中のお客様先に行くと、ドアの前に不思議な貼り紙がありました。
「店主の都合により、月末まで臨時休業します」
あれ?どうしたんだろう?
そう思ってオーナーの携帯に電話しても、留守電になるばかりです。
結局、その後オーナーと電話がつながることはありませんでした。
そう。このオーナーは夜逃げしていたのです。
ドアの貼り紙は、業者の支払いの催促や、金融機関の返済の催促から一瞬でも逃れるためのカモフラージュだったのです。
ご支援中の飲食店が廃業するという経験は、これが最初で最後ですが、当時は大変なショックを受けました。
同時に、私とは違う意味で大きなショックを受けたのは、金融機関や関連業者です。このオーナーは、莫大な借入金と、数ヶ月分の仕入れ分のすべてを踏み倒して逃げたわけです。それだけ、多くの人たちの信頼を「裏切って」しまったのです。
これは、誰にとっても悲しい出来事です。
では、こんな悲劇は、まれなことだと思いますか?
いえ、決して珍しいことではありません。
飲食店の経営者が夜逃げするというのは、日常的に起こっていることです。
これから飲食店を開業される皆様に知って頂きたいことは、
飲食店経営は、一つ間違えると恐ろしいほどハイリスクなビジネスになり得る
ということです。
高いリスクを背負ってしまった最悪の結果の一つが、夜逃げなのです。
私は数多くの飲食店を見てきた中で、失敗する経営者に共通する要素を一つだけ挙げろと言われたら、次のように言います。
「失敗する経営者は飲食店経営に関する知識が乏しい」
知識が乏しい結果、自分の感覚で無謀な出店をしたり、一部の業者の言いなりになってしまうのです。
飲食店経営で成功するためには、何よりも知識を身に付けることが大切です。
飲食店の開業におけるリスクをしっかり回避すれば、開業成功率は飛躍的に高まります。
あなたの成功を確実なものにするため、ぜひこのホームページから勝ち残る知恵と知識を得て下さい!
飲食店開業のスケジュール、物件探し、内装コストダウン、採用・育成、財務・税務など、より深い実践ノウハウが満載。
飲食店の開業・経営の成功率を飛躍的に高める7つの超低リスク戦略を詳しく説明した、「失敗しない」ための実用本。
ライズウィル代表 井澤岳志
飲食専門コンサルタントとして、「低リスク」かつ「現場主義」の開業・店舗再生を信条とし、継続コンサルティングにおける売上アップ成功率は94.1%を達成。
「日経レストラン」で支援店舗の成功事例が多数掲載されており、その他、テレビ、雑誌などの取材実績多数。全国での講演実績がある。
2009年に出版した著書は現在12刷3万部のロングセラーとなっている。
海外でのコンサルティング実績として、台湾で年商6000億の大手上場企業の飲食事業支援で成果を上げている。また、自社でも飲食店を経営し、より実践的な成果重視のコンサルティングを行う。
著書
7つの超低リスク戦略で成功する『飲食店「開業・経営」法』(日本実業出版社)
小資本・低リスクで繁盛店をつくる はじめての飲食店開業の教科書(日本実業出版社)